この3者の位置付け(概要)を明確化したいと思います。
■Git
Gitは分散型バージョン管理を実現するシステムの総称です。Gitと呼ばれるサービスがあると思われがちですが、Gitという仕組みがあると考えてもらった方が良いでしょう。
なお分散型の意味ですが、集中型は「ひとつのリポジトリに接続してみんなで使う」タイプ。 分散型は「各自、個人のパソコン上にリポジトリを持ち、好きなタイミングで好きなリポジトリに同期する」タイプです。とのこと。
集中型、分散型の簡単な説明は、マンガでわかるGit 第6話「集中型と分散型、何がどう違うの?」が分かりやすいです。
■GitHubとGitLab
こちらの説明が分かりやすいです。GitとGitHub、GitLab|概要・それぞれの違いについて解説!
GitHub
GitHubは世界で最も利用されているGitのサービス。日本では特にGitHubが幅広く利用されているため、Gitのサービス選択で困ったならばGitHubを選択しておくと安心です。
機能面ではGitに必要な機能が無料で一通り揃っています。加えて現在はMicrosoft社の傘下で提供されているサービスということもあり、Azure DevOpsの傾向を汲んだ機能開発が進められています。これらはGitHub Actionsと呼ばれていて、GitHubを利用する魅力のひとつだと言えます。
GitLab
GitLabはGitLab社が公開しているGitサービス。無料で利用できるCEと有料で利用するEEがあり、どちらを利用するかで機能が異なります。ただ、基本的には無料で公開されているOSSであると考えて良いでしょう。
GitHubの後発として開発されたサービスであるため、GitHubにある多くの機能はGitLabにもあると考えて良いでしょう。どちらもGitの機能として求められるものは揃っています。
ただし、GitLabはGitHubとは異なるサービスですので、独自路線でも機能を開発しています。例えばGitLabでは「グループ・プライベートリポジトリを作れる」などの特徴があります。またGitLabは、Dockerとの連携など、他のツールとの連携が充実している点では、GitHubに勝っていると考えてもいいかも知れません。
こちらのページでは、かなり詳細な比較を行っています。但し、GitLabが提供するページなので偏っている可能性もあります。
■実際に両者を使った方が持った印象
こちらが実際のコンテンツです。GitLabに触ってみて、GitHubと比較した
GitLab vs GitHub 感想
項目 | 比較 | 感想 |
---|---|---|
機能 | GitLab > GitHub | GitLabはGitHubの機能は踏襲しつつ、Dockerとの 連携など追加機能が力強い印象です。 |
リポジトリ | GitLab >>> GitHub | GitLabはグループ・プライベートリポジトリが作れるし、 リポジトリの見せ方もすっきりしているので「これいいな」ってなります。 |
UI | GitLab < GitHub | GitLabの見た目はいいけど、目があっちこっち行くので苦手。 |
Wiki | GitLab < GitHub | 見た目は一長一短ありますがGitLabは重かったので。 うちの回線が貧弱すぎるだけかもですが。 |
総合 | GitLab > GitHub | リポジトリの扱いへの自由度がGitLabの方が大きいです。 一から使う && 普通の回線ならGitLabの方が触ってて楽しいと思います。 |
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