一番好きな Fender Stratocaster 1965

Fender Stratocaster
Fender stratocaster

一目惚れしてe-bayサイトで衝動買いした1本です。

Fender社には、多くの素敵なギターがありますが、何といっても「Storatocaster(ストラトキャスター)」が一番と思っています。この1本は1965年のもので、Fender社がCBS社に買収される正にその年のギターです。さらに買収の契約が締結された1月に製作されてものです。外見、音、その歴史含めて、今、最も愛しているギターになります。

特長1:スモールヘッドとトランジットロゴ

こちらが65年ストラトのヘッド部分です。どちらかというと細めのヘッドに、Fenderロゴ(デカール)が貼ってありますが、このロゴは金色で縁が黒となっていることが分かると思います。このロゴが1964年から1966年ぐらいまで、わずか3年間ほど使用されたトランジションロゴになります。Fender社がCBS社に買収され、ブランドの変更が行われる際、その過渡期として短期間だけ使われたため、トランジション(変換)と名付けられたようです。

フェンダー大名鑑 1946-1970(fender the golden age 1946-1970)によれば、1965年1月5日(火)、フェンダー・ミュージカル・インストゥルメンツおよびフェンダー・セールス社は、1320万ドルで巨大産業グループCBSに完全買収されました。買収時のフェンダーは、楽器業界の中でも世界最大規模の売り上げを生み出す会社だったようで、特にエレクトリックベースについては、世界中で販売されていたプロ向けベースの約80%がフェンダー社製だったようです。しかし、CBS買収後、さらなる巨大企業となったフェンダーは、ビジネスの拡大に注力するあまり、製品の品質低下を招き、次第に黄金期の輝きを失って行きました。(悲しい)

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